2010年12月に当時国連事務総長だった潘氏(左)とニューヨークの国連本部で会談するバイデン氏(潘基文財団提供)=(聯合ニュース)≪転載・転用禁止≫
2010年12月に当時国連事務総長だった潘氏(左)とニューヨークの国連本部で会談するバイデン氏(潘基文財団提供)=(聯合ニュース)≪転載・転用禁止≫
【ソウル聯合ニュース】韓国の潘基文(パン・ギムン)前国連事務総長は9日、米民主党のバイデン前副大統領に送った書簡で、同氏が米大統領選で勝利を確実にしたことに祝意を表明した。多くの韓国人はバイデン氏が韓国と韓国人にとって真の友人であると信じており、自身もその1人とし、「韓米同盟は血で固く結ばれた軍事同盟として始まり、包括的価値の同盟に発展した。閣下のリーダーシップのもとで、今後さらに堅固な同盟に発展することを願う」と伝えた。 書簡は、気候変動などのグローバルイシューを扱う非営利公益団体「より良い未来のための潘基文財団」がこの日公開した。 潘氏は国連事務総長在任中、バイデン氏と複数回にわたり交流があったという。 潘氏は「国連事務総長時代に、当時副大統領だった閣下と世界の平和と繁栄のために共に働いた思い出を大切にしている私としては、個人的に閣下のリーダーシップが米国の繁栄だけでなく世界の平和を増進させる時代的な課題を大きく成功させると確信している」と記した。 また、トランプ政権下の米国が一方的に離脱した地球温暖化に関するパリ協定を巡り、バイデン氏が「自分が政権を取れば協定に再加入する」と表明したことについて、潘氏は「心から歓迎する」とした。潘氏は韓国で粒子状物質の削減など大気汚染問題の解決に取り組む大統領直属機関「国家気候環境会議」の委員長も務めている。 潘氏は「これを始まりに米国が国際社会のリーダー的な指導力を回復し、国連と共に、これまで数年にわたり損なわれた多国間主義を強化し、人類が直面する危機を賢明に克服し、われわれの子孫により良い未来を譲ることができると信じて疑わない」と強調した。
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