新型コロナ感染者5週連続増加…1日平均約89人＝韓国

韓国政府は国内の新型コロナウイルス感染者の発生が再びゆっくりと増加していると評価した。

中央災難安全対策本部のカン・ドテ第1総括調整官は、9日午前の会議に先立ち、「ここ1週間の1日平均の国内発生感染者数は約89人で、5週連続で増加している」とし、「増加の勢いを止められなければ防疫レベルの段階が引き上げられ、再び日常が脅かされる可能性もある」と述べた。

1週間で発生した1日平均の新型コロナウイルス感染者の推移は10月1週目の57.4人から最終週は86.9人まで増加したことがわかった。11月1週目の1日平均感染者数は88.7人を記録した。

これまで国内では療養施設や療養病院などの集団感染と、首都圏を中心にした新規集団感染が発生し、現在まで感染者発生規模が容易に縮小せずにいる。そのため感染脆弱施設を対象にした先制的な診断検査を実施する予定だ。

カン調査官は「高齢者と基礎疾患者を保護するため、療養施設、療養病院などの感染脆弱施設に対する首都圏一斉検査を終え、全国のすべての感染脆弱施設に2週または4週間隔の先制的検査を実施する計画」だと話した。

そして「また、日常空間で発生している散発的な感染事例を予防するため、先週末から食堂とカフェを含む重点管理施設でマスクの着用と人員制限など、強化した1段階防疫規則を適用した」と説明した。