丁国務総理「過料のためではなく、人々の健康のためにマスクを生活の一部に」=韓国(画像提供:wowkorea)
丁国務総理「過料のためではなく、人々の健康のためにマスクを生活の一部に」=韓国(画像提供:wowkorea)
韓国のチョン・セギュン(丁世均)国務総理は8日「金曜日(13日)からマスク着用の義務違反時には過料が科される」とし「国民の皆さんは過料のためではなく、本人と家族、隣人の健康のためにマスクを生活の一部にしてほしい」と呼びかけた。

丁国務総理はこの日の午後、新型コロナウイルス感染症対応の中央災難安全対策本部会議を開き「しばらくコロナと共存するしかない状況で、マスクを着用することは現在としては最高のワクチン」とし、このように述べた。

政府は前日(7日)から新たに改編されたソーシャルディスタンスを導入した。従来と異なり1段階から公共交通機関など、多重密集施設にマスク着用が義務付けられ、13日からマスク着用義務に違反すれば10万ウォン(約9070円)の過料が科される。

丁国務総理は「最初のボタンをきちんとはめなければならないという言葉があるように、新しいソーシャルディスタンスが安着するには施行の初期が非常に重要だ」とし「国民には日常の様々な場面で防疫守則を積極的に実践することをお願いする」と述べた。

続いて「今回のソーシャルディスタンス改編の目標である持続可能な防疫を実現するには、画一的な規制より必要な場所に適切な対応、防疫の精度と効果性を高めなければならない」とし「このために地域の状況に合った自治体の素早い対応が何より緊要だ」と強調した。

丁国務総理は最近、チュンチョンナムド(忠清南道)チョナン(天安)市とアサン(牙山)市で自主的にソーシャルディスタンスを1.5段階に格上げした事例に触れ、「地域内のコロナ拡散傾向を早期に遮断するための適切な措置だ。他の自治体も防疫当局と緊密に話し合い、その時々の状況に合う必要な措置を能動的に実施してほしい」と注文した。

さらに「明日(9日)は第58回消防の日だ。今年は特に消防士の身分が国家職に変わってから初めて迎える意義深い日」とし「国民の生命と安全を守るため、昼夜を問わず献身的な努力を尽くす消防士の皆さんに心から感謝する」と述べた。

また、「今年2月にはコロナ危機に陥ったテグ(大邱)・キョンサンプクド(慶尚北道)を助けるため、全国各地から消防士が駆けつけてくれた。自身が感染する危険にもかかわらず、10万人を超える国民を病院まで移送してくれた」とし「もう一度感謝すると共に、今後も国民の安全を守るために最善を尽くしてほしい」と述べた。

最後に「消防士の皆さんは健康と安全にも気を付けることを望む。政府も消防士の皆さんが救助活動に邁進できる勤務環境づくりのため、最善を尽くす」と付け加えた。

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