「尹検察総長ポケットマネー」の検証前に秋法相の特活費捜査を依頼…市民団体「私的流用の可能性」＝韓国

法務部と最高検察庁の特別活動費（特活費）執行の内訳をめぐり、国会法制司法委員会が9日、現場検証に乗り出すと発表した中、ある市民団体がチュ・ミエ（秋美愛）法務部長官の特活費に対する捜査を8日、要請した。

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法治主義を立て直すための行動連帯（法立連）は8日午前、最高検察庁に秋長官を特定犯罪加重処罰などに関する法律と横領、背任と関連し、捜査してほしいと捜査依頼書を提出した。

イ・ジョンベ法立連代表は資料を出し、「特活費は事件捜査と諜報収集、そして業務上機密を要する国政遂行に使われる特別予算なのに、捜査のために使うべき特活費を長官の活動費に使うなど、目的に合わなかったり、ポケットマネーでも使うかのように私的流用した可能性がある」と主張した。

続いて「秋長官が目的に合わず特活費を使ったり、私的流用していたならば、横領罪または国庫損失罪を犯した可能性がある。検察に配分されるべき予算の一部を出さないよう指示したなら職権乱用罪に当たる」と強調した。

また、秋長官が最高検察庁監察部にユン・ソンニョル（尹錫悦）検察総長の特活費配分・執行について調査するよう監察を指示したことは明らかな職権乱用であり、尹総長を突いて脱原発捜査を阻止するための政治工作だと付け加えた。

秋長官は6日、法務部を通じて「尹総長の特活費配分など執行に関連し、最高検察庁と各級検察庁の部署別特活費支給・配分内訳を前年と対比し、特定検事または特定部署に1回500万ウォン（約45万3800円）以上支給または配分されたものがあるかを調査するよう監察部に指示した」ことが明らかになっている。