<W解説>北朝鮮から学ぶ「ネロナムブル」の根源=禁煙法に見る権力者の「全能感」と日韓の相互理解

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<W解説>北朝鮮から学ぶ「ネロナムブル」の根源=禁煙法に見る権力者の「全能感」と日韓の相互理解
(画像提供:wowkorea)

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韓国で流行っている新語の四字熟語「ネロナムブル(自ロ他不)」。これは「自分がやればロマンス、他人がやれば不倫」の意味で「二重基準(ダブルスタンダード)」、「言行不一致」が様々な問題や紛争を引き起こしている韓国の現実を表している。

 北朝鮮にも「ネロナムブル」的なニュースが報道されている。最高人民会議(国会に相当)常任委員会がたばこの生産や販売・喫煙に対する規制を強化するとのこと。喫煙禁止の場所を指定し、罰則規定付きの禁煙法等を採択したとの事だ。

 ”ヘビースモーカー”として有名なキム・ジョンウン(金正恩)委員長を最高指導者として戴いているにも拘らずの事である。金正恩委員長の父親である故キム・ジョンイル(金正日)総書記もまた息子同様にヘビースモーカーとして有名だった。実は彼もまた2005年に禁煙統制法を制定して公共の場等での喫煙規制を課していた。しかし、法律の制定後も、そのヘビースモーカーぶりは国内外で報道された。映像でも一目瞭然な程、全く守っている素振りは無かった。

 金正恩委員長が韓国からの訪朝特使らを迎えて会談の折、雑談・歓談の席で韓国側から禁煙を勧められたことがある。同席していたイ・ソルジュ(李雪主)夫人も同調して禁煙をしてもらいたいと発言したのは有名な話だ。金委員長は2005年の禁煙統制法に何らの配慮も払わず、拘束もされていなかったのだ。

 国民の行動や自由を縛り拘束する法律を制定する立場の権力者が、自身も守れない禁煙を国民らには科したと言う事だ。こうした北朝鮮の「ネロナムブル」の典型的な事例を見ると、兵役、資産・投資内容、財産形成、納税等で「ネロナムブル」をなす韓国の権力者と何ら変わり映えがしないことに苦笑してしまう。南北の権力者・権力層の「ネロナムブル」の特徴や共通点があるとすれば、それは「全能感」ではないかと思う。

 「全能感」とは、心理学の用語で「自分が何でも出来る」と実感して得られる満足感を意味する。権力者・権力層は共に、下位者・劣位者らが拘束され、規制される法律、ルール、掟、常識、道徳・倫理等を敢えて犯す事がある。自らは拘束・規制されないのだと示しつつ、また自らが上位・優位にあるのだと示す形で全能感を満たす。これが「ネロナムブル」事象が生まれている背景なのではと感じる。

 在韓日本企業に資産に対する「現金化」で「対立の時代」を迎えつつある韓国と日本。その結果、お互いの報復合戦がどれぐらい深刻な問題を起こすことになるのかは、分野別に分けて一つ一つ検証し解説してきている。

 日本の半島統治・支配に関する歴史の定義が確立しない状態で、韓国は「正義」に従って振舞えと日本に要求していた。その正義とは、韓国が根強く持っている「被害者意識」による「道徳・倫理」に止まっている。その「道徳・倫理」にも「国際法」や「国際慣例」を含める必要がある。「道徳・倫理」の基本は約束は守ることであるからだ。

 逆に日本は韓国が日本に対して根強く持っている意識が「被害者意識」や「道徳的な優越感」や「全能感」からきていることを理解しないといけない。勿論そこには半島で自嘲としても使われる「ネロナムブル」(自ロ他不)の背景までも理解する努力が必要になる。

 日本や韓国がお互いにそこまでやる必要があるのか、と言われるかもしれない。1965年の「日韓基本条約」がどのような背景でどのような試練の時を経てから締結されたのかを思い出してほしいものだ。
2020/11/07 20:00配信  Copyrights(C)wowkorea.jp 6 最終更新:2020/11/13 17:43


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