「北朝鮮における宗教迫害」の内容が盛り込まれた宗教自由白書を発刊=NKDB(画像提供:wowkorea)
「北朝鮮における宗教迫害」の内容が盛り込まれた宗教自由白書を発刊=NKDB(画像提供:wowkorea)
北朝鮮人権情報センター(以下、NKDB)は1日、北朝鮮における宗教迫害などの内容が盛り込まれた「2020北朝鮮の宗教自由白書」を発刊した。

NKDBの付属施設「北朝鮮人権記録保存所」は、このような内容が盛り込まれた白書を発刊した。

NKDBの宗教自由白書は、北朝鮮における△宗教迫害事件と犠牲者の調査および記録△宗教迫害事件の予防と犠牲者救済のための代案開発用の基礎資料提供△北朝鮮における宣教と伝道のための戦略開発の基礎資料提供△国際機関および各国政府、国内外の関連機関を狙った北朝鮮における宗教自由関連資料の提供などを具体的な発刊の目標としている。

今回の宗教自由白書は、2007年以降に入国した北朝鮮離脱住民1万4832人の宗教自由に対する認識調査と「NKDB統合人権DB」が保有している7万8798件の事件と4万8822人の人物のうち、北朝鮮における宗教自由侵害についての事件(1411件)と人物(1234人)の分析内容を含んでいる。

今年7月現在、「NKDB統合人権DB」に集められた北朝鮮における宗教迫害事件は1411件であり、宗教活動によるケースは748件(53.0%)で最も高い割合を占めている。宗教物品の所有は332件(23.5%)、宗教伝道は146件(10.3%)、伝道者との接触は63件(4.5%)であった。

宗教迫害の被害者が生存したケースは22.2%であり、死亡は17.2%、生死を知ることができないケースは60.6%であった。
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