‘北朝鮮に銃撃された公務員’の息子、海洋警察の記者会見後に精神的苦痛を訴える=韓国(画像提供:wowkorea)
‘北朝鮮に銃撃された公務員’の息子、海洋警察の記者会見後に精神的苦痛を訴える=韓国(画像提供:wowkorea)
「甥は精神的にとてもまいっていて、横になっています。伯父である私は申し訳ない気持ちで何も言ってあげられません」

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北朝鮮の銃撃で死亡した海洋水産部所属の漁業指導公務員、イ某氏(47)の息子A君が、激しいストレスで苦しんでいるという。

A君は最近、大統領に「責任を問うべきことは問い、納得しがたいことがあれば名誉を回復すべきだという大統領の言葉と、直接とりまとめるという約束を信じる」という内容の返信を送っていた。

失踪した公務員イ氏の実兄イ・レジン氏(55)は23日、news1の電話取材に対し、「甥は22日、海洋警察の記者会見を聞き、精神的ストレスにより学校を早退し、健康が悪化した」と語った。

イ・レジン氏は「海洋警察は2度にわたり、弟の‘越北’の根拠をギャンブルによる経済的困窮、北朝鮮側で発見された時に越北の意思を表明したことを強調していたが、私は海洋警察の記者会見を聞いて憤りを感じている」と話した。

イ・レジン氏は、海洋警察は自分たちが生き残るために国民の犠牲を強要していると指摘した。

イ・レジン氏は「越北と賭博は関係ないのに海洋警察はフレームを組んで話している」とし「海洋警察の主張どおりなら、ゴーストップすれば全員が潜在的越北者なのか」と問い詰めた。

続いて「海洋警察は無慈悲に賭博だという点を強調して遺族を二度も殺し、死者の名誉毀損を自覚していない」とし「海洋警察は甥の父親を賭博師にしている」と述べた。

イ・レジン氏は、「海洋警察が無差別に賭博を強調し、遺族の名誉を傷つけているのは殺人行為だ」とも言った。

さらに「幼い甥は友人など、周りから父親が賭博で越北したという話を聞かされて苦しんでいるのに、海洋警察はまた無慈悲にも相関関係もない(弟の)越北の根拠を賭博だと主張した」とし「甥は昨日、海洋警察の記者会見を聞いて精神的にもとてもまいってしまい、今日も学校を早退して横になっている」と話した。

続いて「海洋警察は大統領を困惑させており、状況を複雑にさせている」とし「24日に亡くなった弟に対する追慕集会をソウルで開いて海洋警察を糾弾する」と述べた。

これに先立ち、海洋警察とイ氏の遺族側は22日、それぞれ記者会見などを開き、イ氏の失踪について各々意見を述べた。海洋警察はイ氏の越北を、遺族は失足の可能性に重きを置いた。

海洋警察はこの日、「イ氏が越北した」という直接的な証拠を出すことはできなかった。ただし、「イ氏は賭博によって経済的困窮になり、精神的なパニック状態へと追い込まれ、現実逃避目的で北朝鮮に渡ったと判断される」と明らかにした。

イ氏の遺族側は、海洋警察が出した越北根拠について‘怪談’だとして訴訟を予告した。

イ・レジン氏は「これから海洋警察は遺族と訴訟を繰り広げることになり、捜査の主体ではなく対象になる」とし、「海洋警察は国民保護の義務を怠ったことに対する法的責任を問われなければならない」と話した。

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