＜サッカー＞スペイン媒体、イ・ガンインについて「このままだとバレンシア離れる可能性」

今シーズンの大きな期待とは反対に出場機会をつかめずにいる韓国出身イ・ガンイン（19/バレンシア）が冬の移籍市場を通して、バレンシアを離れる見通しが出てきた。

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　スペイン媒体は21日（現地時間）、「バレンシアはイ・ガンインとの再契約を望んでいるが、いまのように出場時間が制限されれば、再契約はなされないだろう」とし、「出場を望むイ・ガンインが冬に移籍することもあり得る」と報道した。

　今シーズンを控えバレンシアはチームの主軸だったフェラン・トーレス（20/マンチェスター）、ダニエル・パレホ（31/ビジャレアル）、ロドリゴ・モレノ・マチャド（29/ユナイテッド）を手放し、イ・ガンインを主軸として建て直しを試みた。

　チームの計画通りイ・ガンインは開幕戦に先発出場し、2アシストを決め4-2勝利を牽引。しかし、その後は先発と交代を繰り返し、出場時間が減っている。去る18日のビジャレアル戦では90分間をベンチで過ごすこととなった。

　媒体は「イ・ガンインとマキシ・ゴメス（24）の組み合わせが最も破壊力がある。しかし、ハビ・グラシア監督（50）は異常な起用をしている」とし、「試合出場を最も重要視しているイ・ガンインはチームが提示する再契約を見合わせている」と伝えた。

　続けて「このままだとイ・ガンインもトーレスのようにチームを離れるかもしれない。イ・ガンインの潜在力と可能性を見るチームは多い」とし、「バレンシアは再契約交渉において、徐々に不利な立場となるだろう」と付け加えた。

　トーレスはバレンシアのユースチーム出身でバレンシアファンから期待されていたが、チームの再契約オファーを断り、今夏、マンチェスターに移籍した。トーレスは「バレンシアが僕との再契約に失敗したように、イ・ガンインを逃さないことを願っている」とし、「イ・ガンインはとてもつらく寂しい時間を過ごした。周囲の愛情と信頼が必要な選手だ」と助言している。