韓国の兪明希 通商交渉本部長とナイジェリアのオコンジョイウェアラ元財務相(画像提供:wowkorea)
韓国の兪明希 通商交渉本部長とナイジェリアのオコンジョイウェアラ元財務相(画像提供:wowkorea)
来月初めの世界貿易機構(WTO)事務局長選挙を目前に控え、米国が韓国のユ・ミョンヒ(兪明希)通商交渉本部長を支持すると、米国のブルームバーグ通信が20日(現地時間)報道した。

この報道によると、米国はユ本部長を、EU27か国はナイジェリアのヌコジ・オコンジョイウェアラ元財務相を支持している。EUは21日に公式支持宣言をする方案も検討しているとされている。

オコンジョイウェアラ元財務相は、EU以外にもアフリカ連合(AU)55の加盟国と西アフリカ国家経済共同体(ECOWAS)、カリブ海の国々からも強い支持を受けている。これらの支持が有効なら、ナイジェリアがアフリカ大陸の票を全て獲得するものとみられると、ブルームバーグ通信は伝えた。

一方 米国は、ユ本部長のほうに傾いている。消息筋によると、ロバート・ライトハイザー米国通商代表は、オコンジョイウェアラ元財務相がロバート・ゼーリック元世界銀行総裁など、国際貿易論者たちとかなり近いという点を憂慮している。

WTO懐疑論者であるライトハイザー代表は、ユ本部長のように技術官僚的な候補者を好んでいると伝えられている。米国ではユ本部長について、25年間 中国・EU・米国と2国間協定を締結させ、韓国の貿易網を拡げた候補者として評価している。

WTO事務局長は、164の加盟国の満場一致により決まる方式であるため、一国でも反対すれば選出されるのが難しい。中国とインド、ブラジルなどの主要国もまだ支持を明らかにしていないため、結果が不確実な状況だと、ブルームバーグ通信は指摘した。

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