宅配労働者・介護者・プラットフォーム労働者「基本法」制定に向け…今日政府与党協議=韓国(画像提供:wowkorea)
宅配労働者・介護者・プラットフォーム労働者「基本法」制定に向け…今日政府与党協議=韓国(画像提供:wowkorea)
韓国民主党は21日、保健医療・ケア労働者、宅配労働者など死角地帯に置かれる「エッセンシャルワーカー」支援のためのスタートを切る。

民主党エッセンシャルワーカーのタスクフォース(TF、専任組織)はこの日の午後2時、ソウル市ヨイド国会委員会館で実務政府与党協議を行う予定だ。会議には団長のキム・ヨンべ委員と各界専門家ら、関係省庁の実務担当者たちが参加する。

この日の会議は懇談会形式で「必須労働者基本法」制定と関連した各界の意見を共有し、後続法案の制定・改定および予算支援などについての幅広い議論が行われる展望だ。

エッセンシャルワーカーは保健医療・ケア労働者、環境美化員、宅配労働者、プラットフォーム労働者など雇用の安定性が脆弱な彼らを称する概念だ。特に新型コロナウイルス感染症拡散下で、労働災害の危険に晒されながらも現行法保護の外に置かれている彼らを含んでいる。

民主党は彼らを包括する基本法を早ければ11月に制定し、具体的な支援法案を来年度予算案に含む計画だ。

政界ではイ・ナギョン代表が旧盆に「忘れられた人たち」に言及し、エッセンシャルワーカー支援の意向を明らかにした。これは米国大恐慌時代にニューディール政策を行ったルーズベルト大統領の「フォーゲットマン(the forgotten man)」から着想したという。6日の関連政策討論会では「エッセンシャルワーカーは私たちの社会の空気と同じ存在だと考える」と党レベルでの積極的な支援を約束した。

この日の会議で議論された法案は、指導部報告および党内協議過程を経て具体的な構成を練った後、高位政府与党大統領府の席に上がることとなる。先立って今月初めには企画財政部と雇用労働部がエッセンシャルワーカー政府TFを発足している。

ムン・ジェイン大統領も連日エッセンシャルワーカー支援策の制定を強調している。前日(20日)国務会議では、宅配労働者の過労死問題に言及し「特別雇用労働者など死角地帯にいる労働者の生活をより崖っぷちに追いやっている」と述べ、8日に行われたケア労働者の映像懇談会では「共同体に不可欠な活動をしながら自らを危険に晒している労働者は、国家の特別な保護を受ける必要がある」と述べた。
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