「貨物でも人でも何でも積もう」、韓国LCC業界の生存競争(画像提供:wowkorea)
「貨物でも人でも何でも積もう」、韓国LCC業界の生存競争(画像提供:wowkorea)
韓国国内の格安航空会社(LCC)が貨物事業の拡大から観光飛行商品の販売まで、さまざまな方法で活路を模索している。売り上げの大部分を占める旅客需要の実績が新型コロナウイルスの影響で依然として低調なため、これまで行っていなかった事業領域にまで手を広げている。

20日航空業界によると、国内のLCCのうち航空貨物事業チームを運営しているチェジュ航空、ジンエアー、ティーウェイ航空は、貨物運送事業の拡大を検討したり、積極的に推進している。

最も活発に行っているのはジンエアーだ。国内LCCで唯一保有している中大型機B777-200ER旅客機を改造した貨物専用機1機を、24日と27日からそれぞれインチョン(仁川)~バンコク、仁川~チンタオ(青島)路線に導入する予定だ。

主な貨物は衣類、電子部品、マスク素材などで、貨物専用機の前面部の座席には貨物を入れられるように製作された別途のカバン「カーゴシートバッグ」も設置され、貨物運送に活用される予定だ。ジンエアーは貨物専用機に約25トンの貨物の搭載が可能で、今後大量の貨物の受注が可能になるものと期待している。

ティーウェイ航空も貨物事業を積極的に推進している。ティーウェイ航空はジンエアーとは異なり、小型機B737-800旅客機2機を活用し、機内貨物の専用機として使用する。機内貨物の積載は、認可を受けた特殊な布と結束紐で座席の上に固定する方式で、搭載される貨物は反物、アクセサリー、電子部品などの衣類、及び電子製品だ。来月初めにホーチミン路線に初めて導入する計画だ。

チェジュ航空もB737-800を活用した機内貨物積載の方式で貨物運送事業を行う計画だ。チェジュ航空側は、「具体的な日程は確定していないが、多様な方案を検討している」と説明した。

また、LCC業界では目的地のない飛行観光商品を積極的に販売している。これに先立ち、アシアナ航空は先月、超大型旅客機A380を活用した1次観光飛行商品を発売し、完売させている。

チェジュ航空とエアプサンは今月末にそれぞれB737-800、A321ネオLRを導入して国内線の観光飛行を行う予定だ。実際の飛行のように機内イベントを実施したり、機内食も提供される。

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