ソーシャルディスタンス緩和によりソウル各地で週末集会…人数制限は順守するも反発は相変わらず=韓国(画像提供:wowkorea)
ソーシャルディスタンス緩和によりソウル各地で週末集会…人数制限は順守するも反発は相変わらず=韓国(画像提供:wowkorea)
新型コロナウイルス感染症の拡散を防止するためのソーシャルディスタンスが1段階に緩和された後、初の週末である17日、ソウル市内の各所では各種集会とデモが相次いで行われたが、これといった摩擦が起きることなく終わった。

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ソーシャルディスタンスの段階が緩和されて、集会の参加者制限は10人未満から100人未満になったものの、防疫指針を順守しなければならないという条件が付いた。集会場所の周辺には警察のフェンスが設置され、参加者らは名簿を作成し、2メートル間隔で置かれた椅子に座って集会に参加した。

ソウル地方警察庁はこの日の集会過程で警察と参加者間の衝突はなく、連行者もいないと発表した。さらにソウル警察庁は、この日の集会は防疫指針に合わせて100人未満で行われたと付け加えた。

自由連帯は午後2時からチョンノ(鍾路)区 キョンボックン(景福宮)駅出口前の歩道と2車線で、ムン・ジェイン(文在寅)政府を糾弾する集会を開いた。集会には70人ほどが参加した。自由連帯は「政府が『政治防疫』で、市民の集会・デモの自由を侵害している」とし「文政府は、憲政史上最も無能・腐敗・堕落した政府だ」と指摘した。

この日、集会の演壇に上がったキョンギド(京畿道)医師会のイ・ドンウク会長は「ソーシャルディスタンス1段階では、室内の大型バイキングの場合、人数制限がない」とし「密閉された室内では1000人、2000人の集合が可能で、野外集会では100人以上集まると危険というのは政治防疫だ」と批判した。

別の団体「新しい韓国のための国民運動」(新韓国)もこの日の午後2時10分ごろから11台の車両でデモを開始した。ソチョ(瑞草)区の最高検察庁を出発し、チョ・グク元法務部長官とチュ・ミエ(秋美愛)法務部長官の自宅前を通った車両デモ隊は、午後4時40分ごろにトンデムン(東大門)での行進を終えた。クァンファムン(光化門)などの集会禁止区域は経ていない。

新韓国側は「当初、車両50台規模のデモを計画したが、連絡がうまくいかなかったのか予想より参加者数が少なく、11台でデモを行うことにした」と明らかにした。

政府と防疫当局は、ソウル都心で開かれる集会に対し、感染拡散の危険性が高いと見て、ソーシャルディスタンス2段階に準じた‘100人以上参加禁止’措置を適用している。この日開催の集会は、計99人以下の人々が参加すると申告された集会だ。

99人以下で集会を行うとしても体温測定、名簿作成など防疫守則を守らなければならない。また、ソウル市がヒョジャドン(孝子洞)三差路、光化門広場、鍾路1街周辺、チョンゲ(清渓)広場とソウル広場での集会を禁止したため、同地域で集会を強行する場合、不法集会として取り締まりを受けることになる。

この日の集会では、前回のハングルの日(10月9日)の光化門に登場した警察の車壁は設置されなかった。ただし、警察は集会申告地域にフェンスを張り、警察官を配置し、集会が防疫指針に反しないように統制した。

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