張本勲氏と宣銅烈 前韓国野球国家代表監督(画像提供:wowkorea)
張本勲氏と宣銅烈 前韓国野球国家代表監督(画像提供:wowkorea)
戦後 韓国は野球の復活のための土台が必要だった。その時 手を差し伸べてくれたのは、まさに在日同胞であった。日本の先進野球を韓国に惜しみなく伝えてくれた彼らのおかげで、韓国野球は急速に成長した。

事実 日本野球界で在日同胞の名声は大変なものである。日本プロ野球の伝説として知られている張本勲(韓国名 チャン・フン 張勲)氏の「3085安打」の記録は、いまだに破られていない。

日本の偉大なピッチャーの一人としてあげられる金田正一(韓国名 キム・ギョンホン 金慶弘)氏も多くの最高記録をもっている。

プロ野球リーグの歴史が40年ほど先がけている日本は、韓国との決戦で「40年の差」を言及する。それでも韓国が日本野球に対抗するほど成長できた背景には、祖国を愛した在日同胞たちがいた。

どころが 在日同胞が支援したのは、韓国だけではなかった。実は 北朝鮮の野球の復興にも彼らは貢献し、それは「グランドの異邦人」という韓国映画(2015年)にも描かれている。

北朝鮮はもともと 野球に対する関心はあまりなかった。「野球」を資本主義の色彩の濃いスポーツとして、遠ざけていたといわれている。

しかし このような北朝鮮が野球に関心をもつようになったきっかけは「キューバ」の影響だとみられている。北朝鮮は、キューバの最高指導者だったカストロ議長の勧めにより野球を導入した。

社会主義国家であるキューバが野球強国となり、その名声を響かせていたことも北朝鮮にとっては“刺激”となっていたようである。

しかし結局 北朝鮮に野球が定着できなかった理由には、「経済的問題」が大きかったとみられている。

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