新型コロナの影響で、全世界の二酸化炭素排出量が減少したという研究報告書が出た(画像提供:wowkorea)
新型コロナの影響で、全世界の二酸化炭素排出量が減少したという研究報告書が出た(画像提供:wowkorea)
今年の上半期における全世界の二酸化炭素排出量が前年同期対比で8.8%減少したという研究報告書が出た。新型コロナウイルス感染症パンデミックにより、移動と経済活動が制限されたことによるものとみられている。

14日(現地時間)英国経済紙のファイナンシャルタイムズ(FT)によると、学術誌“ネイチャー”は 今年の1月から6月までの全世界の二酸化炭素の排出量が16億トン減少したとする研究論文を掲載した。今年の6か月間で減少した炭素量は、ここ3年間の英国全体の排出量に匹敵する。

40人あまりの科学者たちは、電力消費、航空運航情報、産業生産指標などのリアルタイム・データを分析し、今回の論文を出した。論文著者の一人は、炭素排出の急減について「金融危機より、もっと劇的だ」と語った。ドイツのポツダム気候影響研究所の所長によると、このような減少の勢いは、第2次世界大戦の時よりも大きいものである。

しかし 米国やヨーロッパよりも、先に封鎖を解除した中国では、炭素排出量が増えはじめていると、論文は指摘した。

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