多額の借金を残した故パク前ソウル市長の遺族、相続放棄・限定承認申請=韓国(画像提供:wowkorea)
多額の借金を残した故パク前ソウル市長の遺族、相続放棄・限定承認申請=韓国(画像提供:wowkorea)
故パク・ウォンスン(朴元淳)前ソウル市長の遺族らが裁判所に相続放棄と限定承認を申請したことが確認された。故パク前ソウル市長は7億ウォン(約6,430万円)規模の借金を残してこの世を去った。

12日、裁判所によると、ソウル家庭裁判所は6日、故パク前ソウル市長の子供から相続放棄の申請を、翌日7日は前市長の妻であるカン・ナンフィさんから限定承認申請を受けた。
裁判所は、今後、限定承認について審判を経て承認するかどうか決定する。

相続放棄とは、相続人の地位を放棄することで、財産と負債の両方を受け継がないという意味だ。
限定承認は、相続人としての効力を持ち債務を抱えることになるが、受け継いだ財産の限度内で債務を返済する責任を負うことになる。

今年3月、政府公職者倫理委員会が発表した「2020年高位公職者の定期財産変動事項」によると、故パク前ソウル市長が申告した財産額は、6億9091万ウォン(約6,340万円)だ。

遺族の申請は、7月9日に死亡した故パク前ソウル市長が残した巨額の借金のためであると思われる。
申告は、相続開始を知った日から3か月以内におこなわなければならない。通常、死亡日を基準に10月9日が期限だった。

相続放棄と限定承認を一緒におこなった理由は、順位相続人(民法上4親等まで)に弁済責任が移るのを防ぐためのものと解釈される。 第一順相続人である配偶者と子供の一人が限定承認を申請すると、次順位相続人が負債を負うことを防ぐことができる。
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