朝鮮半島情勢への影響を分析…青瓦台は今日の北朝鮮軍事パレードを注視=韓国(提供:news1)
朝鮮半島情勢への影響を分析…青瓦台は今日の北朝鮮軍事パレードを注視=韓国(提供:news1)
大統領府は10日、北朝鮮が開催する労働党創建75周年の閲兵式と関連状況を注視し、朝鮮半島情勢に及ぼす影響に神経を尖らせている。

キム・ジョンウン の最新ニュースまとめ

青瓦台によると、ムン・ジェイン(文在寅)大統領はこの日、公的スケジュールはなく通常業務を行う。

ただし、キム・ジョンウン(金正恩)北朝鮮国務委員長が軍事パレードに参加し講演する可能性が出てきたので、大統領府は状況を注視する見通しだ。

労働党創建日はキム・イルソン(金日成)主席の誕生日である太陽節(4月15日)、政権樹立日(9月9日)などと共に北朝鮮の重要政治記念日である。北朝鮮は5年単位の「整週年」には盛大に儀式を行う。

特に、北朝鮮が今回の金総書記の演説を含めてパレードを生中継する可能性が出てきたことで、金委員長が対韓国・対米メッセージを発信するのかに関心が集まっている。

また、政府は北朝鮮が今回の閲兵式で新しい戦略兵器を公開する可能性が大きいと見ている。新型ICBM(大陸間弾道ミサイル)、新型SLBM(潜水艦発射弾道ミサイル)、取り外し可能なロケット(TEL)などが挙げられる。多弾頭や固体燃料ICBMが公開されたりICBMを載せるTELの新たな形態が公開されたりするという複数の分析である。

北朝鮮が新型コロナウイルス(COVID-19)と夏の水害が重なったので、今回の閲兵式を内部結束に焦点を当てた内容になる可能性が高いという観測だ。

しかし、11月には米大統領選挙を控えており、金委員長が対外メッセージ発信の機会になることがあるだけに、大統領府は北朝鮮が軍事パレードに盛り込んだ政治的なメッセージを分析し、今後の朝鮮半島の平和プロセスにどのような影響を与えるのか注視するとみられる。
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