「北射殺」公務員の調査14日目…船舶34隻、航空機7機投入=韓国(提供:news1)
「北射殺」公務員の調査14日目…船舶34隻、航空機7機投入=韓国(提供:news1)
北朝鮮の銃撃で死亡した漁業指導公務員Aさん(47)の遺体・遺留品を見つけるための調査が14日目に入った。

当初、韓国国防部(防衛省に相当)は北朝鮮軍の通信傍受の結果、北朝鮮軍がAさんを射殺した後、遺体を焼却したと発表した。その後、北朝鮮は射殺は認めたものの遺体が見当たらなく浮遊物だけを焼却したと韓国に通知した。そのため、韓国では遺体の捜索が続いてきた。

海洋警察庁は4日、Aさんの捜索を続行すると発表した。

調査区域はAさんの遺体や遺留品が北側海域から流れつく可能性があるヨンピョン(延坪)島西側からソチョン(小青)島南方までで警備艦艇26隻、漁業指導船8隻、航空機7台が投入された。

先月21日、Aさんが行方不明になった後に開始された捜索は14日目に入ったが、何の成果も得られていない。

海軍航空機が調査開始8日後の先月28日、調査エリアで救命浮き輪に見える物体を発見し、Aさんとの関連性に望みをつないだが、回収の結果、プラスチック材料の汚濁防止膜と木の材質の窓枠などと明らかになった。

海洋水産部西海漁業管理団所属のAさんは先月21日午前1時35分ごろ、延坪島付近の海上にあるムグンファ10号で当直勤務中に失踪し、22日午後、北朝鮮の銃撃により死亡した。

海警は先月29日、捜索中に記者ブリーフィングでAさんが「自ら越北」したものと結論を下した。国防部の諜報を確認した結果、Aさんが北側に「越北意思」を明らかにしたという理由からだ。

海警はまたAさんが北側の海域で発見された当時、失神した状態で浮遊物にもたれかかったまま救命胴衣を着ており北側がAさんの名前、年齢、出身地などの個人情報を詳細に把握していた点なども「自ら越北」の状況だと説明した。

また、Aさんが救命胴衣を着用していた点から、単純な失踪や極端な選択の可能性は非常に低いものと判断した。
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