韓国海洋警察の情報捜査局長が「北朝鮮による公務員銃殺事件」対する中間捜査の結果を発表している(画像提供:wowkorea)
韓国海洋警察の情報捜査局長が「北朝鮮による公務員銃殺事件」対する中間捜査の結果を発表している(画像提供:wowkorea)
韓国海洋警察は、北朝鮮による銃殺で死亡した漁業指導の公務員の賭博の借金が2億ウォンを越えていることを把握したと、今日(29日)伝えた。

情報捜査局長はこの日、この公務員に対する中間捜査の結果を発表し「金融口座の照会などを捜査した結果、この公務員の債務は3億3000万ウォンほどであると把握されている」とし「このうち賭博の借金が2億6800万ウォンであった」と語った。

つづけて「賭博はインターネットを通じてなされたものと確認された。しかし借金ゆえに“越北(北朝鮮への亡命)”したと断定することは難しい」とし「この公務員は21日0時に当直勤務に入る直前 息子と通話していたが、特別な内容ではなかった」と付け加えた。

海洋警察は、“越北”か“単純な漂流”かということについては「自ら“越北”した」という結論を下している。

海洋警察はこの間 漁業指導船の現場捜査、CCTV(監視カメラ)の録画映像の分析、この公務員の周辺および金融関係調査、この公務員の移動に関する漂流予測分析、国防部への訪問などを通して、この公務員の動きを追跡してきた。

この公務員が自らの意思で越北したという情況は、海洋警察が「国防部への訪問」を通して確認した事実である。この公務員が北朝鮮側に越北の意思を表現したということである。

また海上警察は、この公務員が海域で発見された当時、力尽きた状態で浮遊物につかまり、救命チョッキを着用していた中、北朝鮮が身元を詳細に把握していた点からも「自らの越北」だと説明した。

この公務員が行方不明となった海域の漂流予測分析では、この公務員が単純に漂流した場合、最終的に発見された北朝鮮の地点とはかなりの差のある海上で漂流していただろうという結果が出ていることからも、人為的な行為なしに この公務員が実際に発見された地点まで漂流するのには限界があるとみている。

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