チュソク(旧盆)+建国記念日のデモ、「秋のパンデミック」を引き起こすのか?=韓国(画像提供:wowkorea)
チュソク(旧盆)+建国記念日のデモ、「秋のパンデミック」を引き起こすのか?=韓国(画像提供:wowkorea)
韓国においてチュソク(旧盆)連休に約20万人が済州島を訪れることが予想され、また保守団体は10月3日建国記念日にデモを予告しており、この一週間が新型コロナウイルス感染症再拡散の分岐点になる見通しだ。

地方自治団体を含む防疫当局は、防疫対策チームの立ち上げとデモ現行犯逮捕などの対策を設けて感染拡大を防ぐ方針だ。

29日済州観光協会によると、今月30日から来月4日までのチュソク連休の5日間、1日平均4万人、5日間で合わせて約20万人が済州島を訪れることが予想される。

せっかくの連休、帰省の計画をキャンセルした人たちが観光地に足を向けたのだ。

済州島だけでなく、全南地域の有名観光地の宿泊施設は、空室を見つけるのが難しい状況だ。大型リゾートである「ソルビーチ珍島」では、チュソク連休期間、567室の全客室の予約が埋まっている。ここでの1泊宿泊人数だけでも2000人にのぼる。

いわゆるチュカンス(チュソク+バカンス)に加え、保守団体の建国記念日デモが感染拡大の導火線になりうるという懸念も出ている。

チェ・ミョンジン新しい韓国のための国民運動事務総長は前日(28日)、記者にテキストメッセージを送り、車両デモが禁止されたことに対する行政訴訟の意思を明らかにした。

裁判所が8月15日の光化門でのデモを許可したことによってコロナ感染が広がった前例があり、今回は裁判所もたやすく集会を許可することは難しいという分析だ。しかし「車から絶対降りてはならない」など厳しい規定をつけて許可する可能性もあるという見通しも出ている。またデモが許可されないとしても、保守団体がデモを強行する可能性も排除できない。
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