北朝鮮は1999年に一方的に提示した「海上軍事境界線」に基づいて領海権を主張しており、韓国側の基準線である西海北方限界線(NLL)とは大きな差がある。
朝鮮中央通信は27日、「南朝鮮当局に警告する」というタイトルの報道で、「北朝鮮海軍の西海艦隊の通報によると、韓国側では25日から多くの艦艇やその他の船舶を捜索作戦と推定される行動を行っているが、我が国の水域を侵犯している」と主張した。
今回言及された海上軍事境界線は、第1次延坪海戦を機に、北朝鮮が北方限界線を否定して新たに提示した南北境界線だ。
しかし、韓国政府はこのような北朝鮮の主張を認めず、1953年に国連軍司令部が設定したNLLを南北境界線にしている。
このため、西海領海権およびNLLをめぐる南北対立は、2000年代以降に繰り返された。 25人の死傷者を出した第2次延坪海戦(02年6月29日)は、北朝鮮警備艇2隻がNLLを侵犯して始まった。
南北間の西海境界線をめぐる葛藤が水面上に浮上するかどうかは、韓国軍と海洋警察がどのように対応するかによって変わるものと観測される。
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