与党「国民の生命を政争の道具に利用するな」vs野党「民主党が政争の種」=韓国(画像提供:wowkorea)
与党「国民の生命を政争の道具に利用するな」vs野党「民主党が政争の種」=韓国(画像提供:wowkorea)
韓国の与野党は26日、対政府緊急懸案質問の施行をめぐり攻防を続けた。

共に民主党は対政府緊急懸案質問を主張する国民の力に「国民の生命を政争の道具に利用するな」と批判した。これに対し、国民の力は「民主党が政争の種だ」と反論した。

国民の力のペ・ヒョンジン院内報道官はこの日、論評を通じて「北朝鮮軍に殺害された韓国国民の死を国会で問うことを‘政府攻撃’という発想が一体、国会でどうして可能なのか」とし「対政府緊急懸案質問を回避する民主党が政争の種」と批判した。

ペ院内報道官は「本会議の対政府緊急懸案質問は国会が国務総理を通じて、政府首班であり、軍統帥権者でもある大統領の対応と措置を問うところだ。常任委員会の部処別質疑とはその格と厳しさが異なる」とし「民主党に尋ねる。どの政府を攻撃するなというのか」と反論した。

そして、「韓国国民が海を6時間もさまよい、救助のタイミングを逃し、北朝鮮の銃で殺害されるまで、政府は何をしていたのか、当然国民の代理者である国会議員らが確認しなければならない」と強調した。

一方、共に民主党のカン・ソンウ(姜仙祐)報道官は書面でのブリーフィングで、国民の力は、北朝鮮軍が海洋水産部公務員を銃撃して殺害した事件と関連し、ムン・ジェイン(文在寅)大統領の立場表明を要求して総攻勢を展開したため、「国民の生命を政争の道具に利用するな」と反論した。

姜報道官は「韓国国民が命を失ったことを政争と政府攻撃に利用してはならないというのは、きわめて普通の常識だ」とし、このように述べた。続いて「国民の力は、最小限の常識を持った政党だと信じている」と述べた。

さらに「生命より大切なものはないというのは複雑な数学問題でもなく、すごい証明を要する命題でもない」とし「明瞭すぎる普通の常識」と述べた。

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