先ごろ多くの新型コロナ感染者が出たソウル市内の教会付近で、消毒を行う保健所関係者ら=(聯合ニュース)
先ごろ多くの新型コロナ感染者が出たソウル市内の教会付近で、消毒を行う保健所関係者ら=(聯合ニュース)
【ソウル聯合ニュース】韓国の中央防疫対策本部は25日、この日午前0時現在の国内の新型コロナウイルス感染者数は前日午前0時の時点から114人増え、計2万3455人になったと発表した。市中感染が95人、海外からの入国者の感染が19人だった。1日当たりの新規感染者数が100人を超えるのは3日連続。新規感染者数は20日から22日まで3日続けて2桁台を維持していたが、23日に再び3桁台となった。 病院や福祉施設、スーパーマーケット、保育園などで散発的な感染が続いており、やや収まりつつあった感染拡大の勢いが再び増すことへの懸念が出ている。人の移動が多くなる秋夕(中秋節)の連休(9月30日~10月4日)を翌週に控え、防疫当局は25日、秋夕前後の2週間(9月28~10月11日)に適用する特別防疫対策を発表する。 新たに確認された市中感染者95人を地域別にみると、ソウル市が56人、京畿道が26人、仁川市が1人と、首都圏が83人を占めた。 主な感染事例をみると、ソウル市では西大門区の総合病院に関連した集団感染が市外にも広がり、感染者の累計は58人に増えた。また、江南区の住宅・商業複合施設に関係した感染者はこれまでに43人確認されている。このほか、市内のサウナ施設、デイケア施設、保育園などに関連した感染者も増えている。 ソウル市以外でも、京畿道高陽市の精神障害者の生活施設、慶尚北道浦項市の病院、釜山市の健康用品説明会に関連した感染者が相次いで確認されている。 一方、海外からの入国者で新たに感染が確認された19人のうち、6人は空港や港湾での検疫で判明した。残りの13人は入国後の自主隔離中に陽性と分かった。 死者は前日から2人増え、計395人。韓国国内の平均致死率は1.68%となっている。24日の検査件数は1万1277件だった。  中央防疫対策本部は毎日午前に同0時時点の新型コロナ感染者数を発表している。
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