疾病管理庁はこの日、国家インフルエンザ予防接種事業の一時中断による関連メディアへの質疑応答資料を通じ、「食品医薬品安全処、地方自治体、疾病庁が共同で流通過程などについて、適正性の確認および基準遵守の有無などを把握するため、シンソン薬品を現場調査中だ」と明らかにした。
問題になったワクチンは無料予防接種対象の、中・高校生満13~18歳対象の500万ドーズ(回分)だ。現在、疾病庁は、現場の混乱を防ぐため、当該500万ドーズのほか、シンソン薬品が流通しようとした700万ドーズも中止措置を下した。
ワクチンの製造番号などを通じて確認されたところによると、現在まで問題となったワクチン接種が行われた事例はない状況だ。
当局は、常温露出で問題になったワクチンをすべて回収し、サンプル検査後、問題がない場合、段階別にワクチン接種を再開する方針だ。
パク・ヌンフ保健福祉部長官はこの日、国会保健福祉委員会全体会議で「国民の皆様に心配をかけたことに遺憾の意を表す」としながらも「実態を少し把握してみると、過度に心配しているのも事実」と明らかにした。
続いて世界保健機関(WHO)の基準を挙げて「冷凍車から出されて運送された時間は1時間、現実的には10分前後」とし、予想したほどの品質低下はない可能性が高いと見た。
疾病庁は「WHOの許可されたワクチン安全性試験資料によると、インフルエンザ不活性ワクチンは25℃で2~4週間、37℃で24時間安全だとされている」と説明した。
一方、国会福祉委員会はこの日、‘2020年度国政監査証人および参考人出席要求の件’を議決し、論難を起こしたシンソン薬品のキム・ジンムン会長を、国政監査証人席に立たせる予定だ。
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