尹美香氏=(聯合ニュースTV)
尹美香氏=(聯合ニュースTV)
◇慰安婦団体の前理事長 検察が在宅起訴 ソウル西部地検は14日、旧日本軍の慰安婦被害者支援団体「日本軍性奴隷制問題解決のための正義記憶連帯(正義連)」の前理事長で与党「共に民主党」国会議員の尹美香(ユン・ミヒャン)氏を補助金管理に関する法律違反や業務上横領、背任など8件の罪で在宅起訴した。検察によると、尹氏は正義連と前身の「韓国挺身隊問題対策協議会(挺対協)」が運営する「戦争と女性の人権博物館」に法律上の博物館登録条件となる学芸員がいなかったにもかかわらず、学芸員が勤務しているように虚偽の申請を行い、2013年から20年にかけ、文化体育観光部とソウル市から計約3億ウォン(約2690万円)の補助金を不正に受け取った。また、挺対協の職員2人と共謀し、14年から20年にかけて女性家族部の「慰安婦被害者治療事業」「慰安婦被害者保護施設運営費支援事業」に人件費の補助金申請を行うなど、計7事業で合計約6500万ウォンを不正受給した。◇ソウル市 10人以上の集会禁止措置を延長 ソウル市は14日、市内全域を対象にしている10人以上の集会禁止措置を10月11日まで再延長する方針を発表した。ソウル市は光復節(日本による植民地支配からの解放記念日、8月15日)の大規模集会に関係する新型コロナウイルスの感染が全国に拡大したことを受け、8月21日から市内全域に10人以上の集会禁止措置を出した。感染拡大が続き、同措置を今月13日まで延長していた。◇コロナ新規感染109人 市中感染は2日連続2桁台に 韓国の中央防疫対策本部は、14日午前0時現在の国内の新型コロナウイルス感染者数は前日午前0時の時点から109人増え、計2万2285人になったと発表した。1日当たりの新規感染者数は3日から12日連続の100人台で、この日は前日(121人)から小幅減少した。市中感染が98人、海外からの入国者の感染が11人だった。一方、死者は前日から5人増えて計363人、重症以上の患者数は157人で変動がなかった。市中感染者は98人で、前日(99人)から2日連続で100人を下回った。◇疾病管理庁が発足 年内にコロナの治療薬・来年にワクチン確保目指す 疾病管理庁は中部の五松で庁に格上げされたことを記念する式典を開き、年内に新型コロナウイルスの国産治療薬確保、来年中に国産のワクチン確保との目標を掲げた。同庁は保健福祉部所属の疾病管理本部から独立機関に格上げされ、12日に正式発足した。職員は907人から1476人に増員された。傘下には国立保健研究院や国立感染症研究所、国立検疫所などを置く。◇検察が法相の息子を聴取 兵役中の特別扱い疑惑で ソウル東部地検が兵役中に特別扱いを受けたとの疑惑が持ち上がっている秋美愛(チュ・ミエ)法務部長官の息子を13日に事情聴取したことが分かった。12日には秋氏の補佐官だった人物を聴取した。秋氏の息子は2017年、在韓米軍部隊で米軍と一緒に任務を行う韓国軍「KATUSA(カトゥサ)」として在韓米軍の陸軍第8軍韓国軍支援団に配属され、承認を受けていない状態で部隊に復帰しないまま休暇が延長されるなど、さまざまな特別扱いを受けたとの疑惑が浮上している。◇女優オ・イネが意識不明 自宅で発見 女優のオ・イネさん(36)が14日午前5時ごろ、仁川市内の自宅で意識を失っているところを発見された。心停止の状態で近くの病院に運ばれたが、呼吸と脈拍は回復したという。オさんは2011年、映画「私の隣の殺人者」でデビュー。多数の映画やドラマなどに出演した。◇文大統領・与党の支持率下落 与野党の差は1ポイント未満に 世論調査会社、リアルメーターが発表した文在寅(ムン・ジェイン)大統領の支持率は前週より2.5ポイント下落した45.6%だった。不支持率は1.9ポイント上昇した50.0%となった。不支持率が50%台になるのは8月第3週以来となる。政党支持率は進歩(革新)系与党「共に民主党」が前週より4.4ポイント低い33.4%、保守系最大野党「国民の力」が1.7ポイント高い32.7%となった。保守系団体による光復節(日本による植民地支配からの解放記念日、8月15日)の大規模集会や新型コロナウイルスの感染再拡大などの影響で10ポイント以上に広がっていた両党の支持率の差は0.7ポイントに縮小した。
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