福島第1原子力発電所敷地の周辺を流れる「地下水」が、すでに数年間 海へと流れていることが明らかとなった。

朝日新聞は今日(11日)、現地の漁民たちの話を引用し「福島原発の運営企業である東京電力は、地下水が原発建物内に流れてくる前に水を汲み上げて海に流している」とし「原発内の放射性汚染水の発生を減らすための対策として、2014年から2015年に始めたものだ」と報道した。

朝日新聞によると、当初 漁民たちは「原発建物内に流れてくる前の地下水といっても、土壌汚染などの影響を受けている可能性がある」という理由で、このような方法による地下水の海への放流に反対していた。

しかし東京電力側は「(地下水を汲み上げて)放出しなければ、汚染水が海に流れてしまう可能性があるが、それでもいいのか」として、住民たちへの説得作業を繰り広げ、これに漁民たちも「(汚染水が)溢れるくらいなら、管理して放出するのがましだ」として、その立場を変えた。

福島県浪江の漁夫の一人は「反対を続けても、どうしようもない」として、当時の状況を伝えた。

このような中、日本政府と東京電力は、現在 原発敷地内の水タンクに保管中である放射能汚染水までも海に捨てる方案を推進中である。

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