最近、ソーシャルディスタンス2.5段階など、強化された防疫措置により、新型コロナウイルス感染症の拡散の勢いが治まっている中、秋夕の連休の大移動をきっかけに、コロナが再拡散する事態を食い止めるべきだという切実な考えが反映された。
共に民主党のイ・ナギョン(李洛淵)代表は6日午後に開かれた高位党政協議会の冒頭発言で「今回の秋夕で大移動があれば、再び危険な状況になるかもしれない」とし「秋夕には移動を自制してほしい」と国民に呼びかけた。
李代表は「『家で過ごす秋夕、部屋で過ごす秋夕』という用語が使われているようだが、私はそこまでは言えないものの、今回の秋夕を無事に乗り越えて、コロナが早く沈静化するよう努力してほしい」と協力を求めた。
チョン・セギュン(丁世均)国務総理も6日、コロナ中央災難安全対策本部(中対本)会議の冒頭発言で、「秋夕まであと4週間となったが、喜びよりも心配のほうが大きい」と述べ、秋夕の連休に備えた防疫対策について論議することを明らかにした。
丁国務総理は「今回の連休だけは移動を最小化し、できるだけ家で過ごしながら休息の時間を持つよう、国民の皆さんに要請する」とし「政府は公共交通機関の利用を減らし、密集度を下げるための対策を推進する」と述べた。
続いて「特にオンライン墓参り、草刈り代行サービスなど、非対面手段を積極的に活用し、企財部など関係部処(省庁)合同で準備中の秋夕民生対策もこうした防疫基調を忠実に反映し樹立してほしい」とし「今回の秋夕は、家族、親戚の健康と安全を最優先に考慮した連休になることを期待する」と強調した。
これを受け、政府は中対本会議が終わった後、今月30日から10月4日までの秋夕連休を特別防疫期間に指定し、ソーシャルディスタンス2段階レベルの防疫を適用すると発表した。帰郷、墓参りなどの移動は原則的に制限しないものの、自発的な移動自制を勧告する計画だ。
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