教会信者と接触した高齢者3人が死亡したのに…サラン第一教会牧師「感染責任には同意できない」=韓国(画像提供:wowkorea)
教会信者と接触した高齢者3人が死亡したのに…サラン第一教会牧師「感染責任には同意できない」=韓国(画像提供:wowkorea)
チョン・グァンフン担任牧師のサラン第一教会に関する新型コロナウイルス感染症の死亡者4人のうち3人はサラン第一教会の信者と接触した非信者であることが分かった。

チョン牧師とサラン第一教会側はコロナ感染の拡散責任を回避して、ムン・ジェイン(文在寅)大統領と政府を批判している。

4日の取材を総合すると、サラン第一教会関連のコロナ感染死亡者4人のうち1人(信者)を除く3人は、サラン第一教会信者と接触して感染したことが分かった。全員70代以上の高齢者で基礎疾患を患っており、状態が急に悪化して死亡した。

キョンギド(京畿道)ナミャンジュ(南楊州)市で一人暮らしをしていた70代のAさんは、8月12~13日にかけて、サラン第一教会関係者がヘルパーとして働いた葬儀場を訪れていたことが確認され、19日に診断検査を受けた後、20日に感染判定を受けた。防疫当局は感染事実の通知や移送のため、自宅を訪問したが、Aさんはすでに死亡しているのが分かった。

首都圏に居住する80代以上の高齢者2人も、それぞれ療養施設などでサラン第一教会の信者と接触して感染した後、入院治療を受けていたが、先月末と今月初めにそれぞれ死亡した。

特に、サラン第一教会発感染者のうち、相対的に高齢者が多いという点で不安が高まっている。

防疫当局によると、4日正午基準のサラン第一教会関連累積感染者は1152人に増えた。60代以上が466人で、全体感染者の40.5%を占める。

これに関し、チョン牧師は前日、カン・ヨンジェ(姜沇材)弁護士が代読した声明文を通じて「サラン第一教会が広めた感染者が1000人を超え、これらがコロナの主犯だという点には同意できない」とし「これは虚偽のニュースであり、虚偽事実の流布、深刻な名誉毀損だ」と主張した。

また「コロナは中国の武漢から始まったのであり、韓国国内への流入を防いでいない時点からがそもそもで、防疫に害を及ぼす政策によって全国どこでも蔓延しているのを認めることが正しい防疫態度だ」と主張した。

一方、韓国政府はサラン第一教会を相手に捜査と求償権請求などを進める計画だ。ソウル地方警察庁知能犯罪捜査隊は同日、感染症予防法違反の疑いでサラン第一教会の関係者3人を召喚し、取り調べていることを明らかにした。関係者2人は被疑者として、残り1人は参考人として召喚されたという。チョン牧師にも今月8日までに出席を要求した。

ソウル市も今日、防疫規則を違反したサラン第一教会とチョン牧師を相手取って起こした損害賠償請求訴訟を来週中に行うと明らかにした。具体的な損害賠償額の規模は現在算出中だ。

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