輸出入額の減少が続いている。輸出の拠点、釜山港(資料写真)=(聯合ニュース)
輸出入額の減少が続いている。輸出の拠点、釜山港(資料写真)=(聯合ニュース)
【ソウル聯合ニュース】韓国銀行(中央銀行)が4日発表した国際収支(速報値)によると、7月の経常収支は74億5000万ドル(約7910億円)の黒字だった。黒字幅は2019年10月(約78億3000万ドル)以来、9カ月ぶりの高水準となった。新型コロナウイルス感染拡大のあおりで輸入や韓国人の海外旅行などが減ったことが影響した。 7月の商品収支(貿易収支に相当)の黒字は69億7000万ドルで、前年同月から7億9000万ドル増えた。輸出額が432億ドル、輸入額が362億3000万ドルと、新型コロナウイルスの影響でそろって5カ月連続マイナスとなったが、輸出額の減少率が10.8%で輸入額の14.2%より小さかったことから黒字幅が拡大した。 サービス収支は11億1000万ドルの赤字ながら、前年同月に比べると赤字幅が4億4000万ドル縮小した。旅行収支の赤字が3億7000万ドルと、前年同月比で7億6000万ドル改善したことが大きい。 給与・賃金と投資に伴う利子や配当を差し引きした所得収支(第1次所得収支)は19億5000万ドルの黒字だった。配当所得の減少が響き、前年同月の黒字(24億7000万ドル)を下回った。
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