防疫レベル2.5段階の初週末、百貨店の売り上げは約半分=韓国(画像提供:wowkorea)
防疫レベル2.5段階の初週末、百貨店の売り上げは約半分=韓国(画像提供:wowkorea)
防疫レベル2.5段階が施行されてから初めての週末、百貨店の売り上げが約半分に減った。新型コロナウイルスの再拡散で人が多く集まる場所を避ける雰囲気が広まったためとみられる。

 百貨店は今年の売り上げを心配している。今年上半期に底をついてから徐々に売り上げが回復してきていたが、再び直撃弾を受けた。

 31日業界によると、ロッテ百貨店の今月28~30日の売り上げは昨年の同期間に比べ44%減少した。特に防疫レベル2.5段階が施行された30日の売り上げは53%も減った。

 食品の売り上げが68%減ったのをはじめ、雑貨(-61%)、女性(-55%)、男性(-51%)など、ほとんどの部門で販売が半分以上減少した。それまで好調だったブランド品も売り上げが3%減り、生活家電のみ14%増加した。

 新世界百貨店も状況は同じだ。今月28日から30日までの全体の売り上げが21.4%減少し、30日には30.7%も減少した。

 現代百貨店も今月29~30日の売り上げは19.3%、30日のみの売り上げは22%減少した。

 最近の新型コロナウイルス感染者が再び3桁台を記録し、政府が防疫レベルを首都圏に限り2.5段階に強化したことが売り上げ下落につながった。

 実際に消費者は新型コロナウイルスの不安感により外に出るより家で過ごす時間が増加した。企業は在宅勤務を導入し、学校の新学期開始は延期された。消費が減るのは仕方ない状況といえる。

 ある業界関係者は、「新型コロナウイルスの衝撃にオフライン流通が苦戦している」とし、「今年の実績は非常に悪くなるだろう」と心配した。

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