韓国　けさのニュース（８月３１日）

◇首都圏のコロナ集団感染　全国拡大の様相が鮮明に　　首都圏を中心とした新型コロナウイルスの集団感染が全国に拡大する様相が鮮明になっている。これに加え、感染経路がはっきりとしない感染者が占める割合も２１%を超え過去最高となった。連鎖的な感染や感染経路不明の患者発生はいずれも感染拡大の勢いを強める要因に挙げられる。◇医大生団体の国家試験拒否表明　一部で混乱も　医大生たちが医大の定員拡大や公立医大の新設など政府の医療政策に反対し受験拒否方針を示している２０２１年度第８５回医師国家試験の実技試験が翌日に迫った。大韓医科大学・医学専門大学院学生協会は前日、国家試験拒否の立場を撤回しないと明らかにしたが、９月１日が実技試験の試験日の学生もいるため、医大生の間では混乱が生じている。学生にとって国家試験は医師になるための最も基本的な関門だ。国家試験を受験しなければ卒業後も医師の免許がないため医療行為が一切できなくなる。◇台風９号が北上　９月３日に釜山付近を通過か　台風９号は３１日午前、日本・沖縄の南の海上を北上している。今後、非常に強い勢力に発展し、９月２日未明に韓国南部・済州島の南の海上を進み、３日未明に南海岸に上陸して釜山付近を通過する見通しだ。気象庁によると、台風９号は８月３１日午前３時現在、沖縄の南約６６０キロの海上を１時間に２８キロの速さで北へ進んでいる。中心気圧は９５５ヘクトパスカル、中心付近の最大風速は４０メートル。◇コロナで一時閉鎖の国会　きょうから日程再開　新型コロナウイルス感染者の発生に伴い一時閉鎖されていた国会が３１日から日程を再開する。国会はこの日、政務委員会、教育委員会、外交統一委員会、農林畜産食品海洋水産委員会、環境労働委員会などの常任委員会と予算決算特別委員会の全体会議を開き、２０１９会計年度（１～１２月）の決算審査を行う。◇与党新代表の李洛淵氏　自主隔離終え正式活動へ　与党「共に民主党」の新代表に選出された李洛淵（イ・ナギョン）氏が３１日、新型コロナウイルスの感染者に接触したことを受けて行っていた２週間の自主隔離を終えて党代表として正式な活動を始める。李氏は２９日の党大会で新代表に選出された。自主隔離は３１日正午に終わる。党代表としての初めての日程として国立墓地のソウル顕忠院を参拝。その後、党の最高委員会議を開催する。