新型コロナウイルスの診療所で、台風の影響による強風に耐えながら働く医療関係者=27日、ソウル(聯合ニュース)
新型コロナウイルスの診療所で、台風の影響による強風に耐えながら働く医療関係者=27日、ソウル(聯合ニュース)
【ソウル聯合ニュース】韓国の中央防疫対策本部は27日、ソウル市で26日に新型コロナウイルスの感染者が新たに154人確認されたと発表した。1日あたりの感染者数としては今月18日の151人を超え、過去最多となった。

 ソウル市での1日あたりの感染者数は24日に134人、25日に112人と、ここ3日連続で3桁を記録した。九老区のマンションでの集団感染と関連し、住民の職場である衿川区の肉類加工工場でも集団感染が確認されるなど各所に感染が広がっている影響で、26日は前日比で40人以上増えた。

 ソウル市によると、九老区のマンション関連で新たに23人、江西区の病院での集団感染に関連して新たに3人の感染が判明した。

 また、城北区のサラン第一教会に関連して新たに8人、光化門での集会に関連して新たに4人の感染が判明するなど、これまでに確認された集団感染に関係した感染者も増えている。

 新規感染者のうち感染経路が分かっていない人は65人で、全体に占める割合は42.2%と前日の35.7%よりも上昇した。

 27日午前0時現在のソウル市の累計感染者は3386人となった。このうち、医療施設に入院し、隔離・治療中の人は1636人となっている。


Copyright 2020YONHAPNEWS. All rights reserved. 40