青いグラフが文大統領の支持率、赤いグラフが不支持率(リアルメーター提供)=(聯合ニュース)≪転載・転用禁止≫
青いグラフが文大統領の支持率、赤いグラフが不支持率(リアルメーター提供)=(聯合ニュース)≪転載・転用禁止≫
【ソウル聯合ニュース】韓国の世論調査会社、リアルメーターが24日に発表した世論調査結果で、文在寅(ムン・ジェイン)大統領と進歩(革新)系与党「共に民主党」の支持率がそろって上昇に転じた。複数の保守系団体が光復節(日本による植民地支配からの解放記念日)の15日にソウル市中心部で集会を行った後、新型コロナウイルス感染が急拡大をみせていることが背景にあると分析される。

 リアルメーターによると、文大統領の支持率は前週に比べ2.8ポイント高い46.1%だった。支持率の上昇は3週ぶり。不支持率は1.8ポイント下がり50.8%となった。

 政党支持率は、共に民主党が前週から4.9ポイント上昇の39.7%で、1.2ポイント低下の35.1%となった保守系最大野党「未来統合党」を再び上回った。

 共に民主党は前週の調査で支持率が小幅下落し、朴槿恵(パク・クネ)前大統領の弾劾に向けた動きが本格化した2016年10月以降で初めて保守系政党に逆転を許したが、今回の調査では4.6ポイント差をつけて再び未来統合党を逆転した。

 リアルメーターは文大統領と共に民主党の支持率上昇に関し、政府と与党の新型コロナ防疫に対する期待や、未来統合党の追い上げを受けた支持層の結集が影響を与えたとの見方を示した。未来統合党については、ソウル中心部での集会などが支持率上昇の足を引っ張った形になったと指摘している。

 調査はテレビ局YTNの依頼を受け、18日から4日間、全国の有権者2511人を対象に実施された。


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