感染力強く、経路複雑… サラン第一教会発の新型コロナ感染拡大は新天地より「脅威」=韓国(画像:news1)
感染力強く、経路複雑… サラン第一教会発の新型コロナ感染拡大は新天地より「脅威」=韓国(画像:news1)
チョン・グァンフン氏が牧師をしているソウル市内のサラン第一教会が、韓国全土を新型コロナウイルス「第2波」の恐怖に陥れている。

 今回の第2次感染拡大は、ウイルスの流行や感染経路の複雑さにより新天地(新天地イエス教証しの幕屋聖殿)発の1次大流行よりもさらに「脅威」との指摘もある。イテウォン(梨泰院)クラブでの集団感染以降、韓国で流行のウイルスが感染力の強いGH型に変異し、先ごろ感染者が大規模集会などを通して不特定多数と接触していたことがわかったためだ。

 先ごろ、国立がんセンターのキ・モラン教授研究チームが発表した資料によると、今月1日から17日の間、新型コロナウイルス実効再生産数は2.83。1人の感染者が最大3人にウイルスをうつしたことを意味する。新天地から感染者が拡大していた時期の実効再生産数3.53より低く、梨泰院クラブの際の実効再生産数2.69よりは高い数値だ。ただし、テグ(大邱)新天地教会の場合は社会的距離の確保(ソーシャルディスタンス)が適用される前、非常に高い密集空間で発生した特異な事例だった。

 実際、海外ではGH型ウイルスの感染力が新天地発の感染拡大で発見されたV型ウイルスより6倍高いとの分析が出ている。現在の実効再生産数がいつでも新天地の水準を超える潜在力を持ち合わせているだけに、現在の状況が第1次感染拡大時より「深刻」と懸念されている。
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