台湾の蔡英文総統は、米国と自由貿易協定(FTA)交渉を始めたいと伝えた。FTAは経済同盟以上の意味が含まれているものであるため、もし“米国・台湾FTA”が実現すれば、米国と台湾関係はもちろん、米中関係にも大きな波紋を呼ぶものとみられる。

12日(現地時間)米国の経済新聞のウォールストリートジャーナル(WSJ)によると、蔡総統は前日に米シンクタンク“ハドソン研究所”が主催した“台湾が直面している外交と安保、経済的挑戦”ウェブセミナーの基調演説で「台湾の主要交易国であり武器供給国である米国との関係を強化することが、再選後の私の最優先課題だ」とし「これをなすためにはFTA交渉を始めなければならない」と語った。

もし米国が今回の蔡総統のFTA交渉の提案を受け入れれば、現在 最悪となっている米中関係が一層悪化するものとみられる。中国は、米国が台湾と接触することを“ひとつの中国”という原則に違反する“内政干渉”として、強く反発しているためである。

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