韓国の疾病管理本部中央防疫対策本部クォン・ジュンウク副本部長は13日午後、定例会見で「現在、ソウル首都圏の状況は5月初めに発見されていた梨泰院の遊興施設などの状況よりもさらに深刻な危機だと思う」と述べた。
防疫当局の危機状況判断の根拠は、「静かな伝播」によるつながりのない患者集団の発生のためだ。今週に入り、首都圏の教会の個別感染事例やロッテリア従事者の会合、学校など、さまざまな場所で感染との関連性が見つからない事例が増えた。
クォン・ジュンウク副本部長は「特に首都圏、ソウルの場合はカンナム(江南)一帯を中心に訪問販売などを通じても発見されたが、(明らかになっていない)つながりが続いてきたのが、ある程度拡散傾向を見せているのではないかと判断しており、さらに懸念している」と述べた。
特にこのような同時多発的な集団感染発生の原因としては、今月4日から一部遊興施設の営業が再開され活動人口が増えたうえ、最近の梅雨による室内人口や公共交通の密集度増加環境を挙げた。
クォン・ジュンウク副本部長は「最近は集中豪雨などによって室内生活をしており、公共交通機関内の密接な環境など様々な影響が重複しているため、現在相当な危機に瀕している状況だ」と重ねて懸念を示した。
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