南大門市場に設置された新型コロナウイルスの専用診療所=10日、ソウル(聯合ニュース)
南大門市場に設置された新型コロナウイルスの専用診療所=10日、ソウル(聯合ニュース)
【ソウル聯合ニュース】韓国の中央防疫対策本部は11日、この日午前0時現在の国内の新型コロナウイルス感染者数が前日午前0時の時点から34人増え、計1万4660人になったと発表した。京畿道高陽市にある教会での集団感染が観光名所として知られるソウル市の南大門市場などに拡散し、同道金浦市の教会などでも多数の感染者が出て、市中感染が20人台に増えた。

 8月に入り、1日当たりの新規感染者数は20~40人台で増減を繰り返している。

 この日の新規感染者のうち市中感染は23人だった。地域別では釜山市が9人、京畿道が7人、ソウル市が6人、忠清南道が1人だった。

 京畿道では高陽市の教会に関連した感染拡大が広がっており、これまで32人の感染が確認された。南大門市場ではこの教会の信者から8人の感染者が出た。高陽市の別の教会でも集団感染が起き、これまで21人の陽性が判明された。

 一方、海外からの入国者の感染確認は11人だった。入国者の感染確認は6月26日から8月8日まで44日連続で2桁を記録した後、9日に6人に減ったが、10日に再び2桁に増加した。11人のうち3人は空港や港湾での検疫で感染が判明し、残りの8人は入国後の自主隔離中に陽性が明らかになった。国籍をみると、外国人が9人、韓国人が2人だった。

 新たな死者はなく、計305人となっている。

 中央防疫対策本部は、毎日午前10時に同0時時点の新型コロナ感染者数を発表している。


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