仁川空港で記者団に囲まれる康長官=9日、仁川(聯合ニュース)
仁川空港で記者団に囲まれる康長官=9日、仁川(聯合ニュース)
【ソウル聯合ニュース】韓国の康京和(カン・ギョンファ)外交部長官が9日、ドイツを訪問するため仁川国際空港を出発した。ベルリンで同国のマース外相と2回目の韓独外相戦略対話を行う。康氏の海外訪問は新型コロナウイルスが世界的に流行する前の2月以来となる。 10日に開かれる戦略対話は康氏にとって半年ぶりの海外での対面外交となる。韓国の主要7カ国首脳会議(G7サミット)参加などを話し合う見通しだ。8月末以降とされる今年のG7サミットの議長国を務める米国のトランプ大統領は同サミットを拡大して韓国などを招待する意向を表明している。ただ、マース氏は現地メディアとのインタビューで拡大する必要はないとの立場を示している。 また、康氏は産業通商資源部の兪明希(ユ・ミョンヒ)通商交渉本部長が世界貿易機関(WTO)の次期事務局長選挙に立候補したことに関し、支持を要請するとみられる。 両国は2017年7月、文在寅(ムン・ジェイン)大統領がドイツを訪問した際、戦略的な協力を強化するため外相戦略対話を発足させることで合意。18年7月にソウルで1回目の戦略対話を開催した。 康氏は帰国後、入国者に義務付けられる2週間の自主隔離措置が免除される。ただ、当分の間は外交部庁舎に出勤せず、日程も最小限に抑える方針だ。
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