コロナの影響で単位放棄制復活、延世大で導入=韓国(提供:news1)
コロナの影響で単位放棄制復活、延世大で導入=韓国(提供:news1)
新型コロナの影響で、1学期の大半がオンライン授業で進められたことによる大学生の学事補償要求に対応し、一時的に「単位放棄制」を導入した大学が徐々に出ている。

延世大は総学生会と大学本部間の「コロナ学士制度特別協議」を通じて、今年1学期を「災難学期」と宣言し、単位放棄制を期限付きで導入する案を確定した。 延世大学が単位放棄制を導入したのは開校以来、初めてのことだ。

単位放棄制とは、生徒が授業で受けた単位を放棄することを認める制度だ。 閉講などの理由で再受講できなくなった授業の単位を、他の授業を受けて単位を取ることができるが、「成績インフレ」の元凶として指摘されてきた。

この制度が導入されると、学生が低い評価を受けた授業の単位は放棄して再受講したり、ほかの授業を受講して平均評点を引き上げる、いわゆる「単位修正」が可能になる。このため、2014年から単位放棄制を廃止する大学が増えている。

このような中、学生たちが単位放棄制を要求した背景には、新型コロナによる全面的なオンライン授業がある。 デジタル機器などインフラの違いにより、授業をまともに受けられない学生が発生した上、不正行為を防ぐ根本的な対策がなく、評価の公正性に対する問題提起が絶えなかった。

延世大学関係者も「突然オンライン授業で学生たちがネットワーク問題や機材不足などの問題で環境が整わず、本人の努力と関係なく評価で不利益を受けるため、一時的に導入した」と単位放棄制導入の背景を説明した。



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