韓国の京畿道 漣川郡の洪水調節池の水門の様子(提供:news1)
韓国の京畿道 漣川郡の洪水調節池の水門の様子(提供:news1)
北朝鮮は、豪雨が続いていることによりファンガン(黄江)ダムの水を放流したことが捉えられたが、これをきっかけに韓国側と途絶えている連絡経路を再稼働させるか、韓国で関心が持たれている。

今日(4日)朝鮮労働党機関紙“労働新聞”は、気象水門局(気象庁)からの引用で、3日夜から6日午前にかけて北朝鮮のほとんどの地域で豪雨が降ると報道した。北朝鮮では多くの地域で豪雨による特別警報が下されたと伝えた。

このような中、北朝鮮は前日の豪雨により、黄江ダムの水門を開け放流したことがわかった。しかし北朝鮮は、去る6月に南北通信線を断絶させたことにより、今回の放流の事実を韓国側に連絡していない。

去る2009年に北朝鮮は黄江ダムを無断放流させたことで、韓国のキョンギド(京畿道)ヨンチョン(漣川)郡で6人の死者を出す事故が発生したことがあり、このことをきっかけに韓国側に水門開放の事実を連絡することに合意している。

ただ北朝鮮も放流の水位を調節して、韓国側に被害が起きないようにしているようである。これまで3回もの無断放流にも、韓国側で確認された被害事実はないためである。

しかし、北朝鮮には今後 最大500ミリ以上の豪雨が降ると予想されていることから、黄江ダムから更なる放流がなされる可能性があるという見方が出ている。

また集中豪雨による黄江ダムの放流量が一気に増える場合、韓国側の被害も憂慮される。このため、北朝鮮側がこの放流問題を韓国側に連絡するかもしれないという見方も出ている。

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