警察庁(資料写真)=(聯合ニュース)
警察庁(資料写真)=(聯合ニュース)
【ソウル聯合ニュース】韓国警察庁は4日、北朝鮮脱出住民(脱北者)の身辺保護を担当する全国の警察官と3日からソウルの本庁で懇談会を開いていると発表した。7日までだという。同庁の関係者は、先ごろ脱北者が北朝鮮に戻った事件で脱北者管理の不備が明らかになったため、懇談会で現場の警察官らと脱北者の保護制度の改善策などを話し合うと説明している。 先ごろ北朝鮮に戻った20代男性の脱北者は、韓国入りしてから5年未満だったため、法に基づき警察の保護対象となっていた。この男性は性的暴行容疑で警察の捜査も受けていたが、男性を担当していた京畿道の金浦警察署は北朝鮮に戻った事実を全く把握していなかった。 男性は先月18日ごろ、北朝鮮へ越境したと推定されている。この一件は、北朝鮮の朝鮮中央通信が同26日、南西部・開城で新型コロナウイルス感染が疑われる脱北者が韓国から戻る事件が発生したと報じたことで明らかになった。
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