新型コロナを完治した患者たちが、精神疾患にかかる可能性が高いという研究結果が発表された(提供:news1)
新型コロナを完治した患者たちが、精神疾患にかかる可能性が高いという研究結果が発表された(提供:news1)
新型コロナウイルス感染症を完治した患者たちが心的外傷後ストレス障害(PTSD)、不安、不眠症、うつ病のような精神疾患にかかる可能性が高いという研究結果が3日(現地時間)発表された。

ロイター通信によると、イタリアのサン・ラファエル病院の研究陣は、ウイルスから完治した402人を対象にした調査で、半分以上が新型コロナの症状の程度に比例して、少なくても1つ以上の精神的疾病にかかっていることを明らかにした。男性265人と女性137人の患者は退院したのち、1か月間追跡調査を受けた。

この研究を推進した精神医学科の教授は「疾病による炎症が精神医学的な部分でも間接的な影響を及ぼす可能性があるという点がはっきりしてきた」と語った。

臨床インタビューと自己診断のアンケートをもとにした結果によると、患者のうち28%はPTSDが出ている。それ以外の31%はうつ病、42%は不安感、20%は強迫性障害などの症状が表れている。病院に入院した患者たちは、外来患者より精神的な影響が少なかった。

研究陣は声明を通じて「特に女性患者たちが不安やうつ病をうったえる場合が多かった」とし「我々はこのような傾向が、免疫体系の機能が違うためだという仮説を立てている」と説明した。

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