中国と米国のGDP成長率の格差が一層広がっている(提供:news1)
中国と米国のGDP成長率の格差が一層広がっている(提供:news1)
米国の第2四半期の経済成長率が史上最悪のマイナス32.9%を記録した。これに対し中国の成長率は、1四半期ぶりにプラスに反騰した。

中国と米国のGDP成長率の算出方法が互いに違うため、両国を表面的に比較することには無理があるが、米国と中国の成長率の格差が一層広がっているのは事実である。

米国商務省は30日(現地時間)自国の第2四半期の国内総生産(GDP)の速報値が、前四半期対比でマイナス32.9%を記録したと伝えた。これは1947年の四半期別の成長率を集計し始めて以降、最も低い成長率である。

しかしこの数値は“年率”ということに注目する必要がある。年率は、該当四半期の下落幅が4つの四半期の間続けば、1年全体のGDPがどのように出るかを表す数値である。年率を適用しない米国のGDPは、第1四半期と比較すると「9.5%減少」したことになる。

GDPが2つの四半期に連続で減少すれば、通常 技術的な経済沈滞として分類される。これにより米国は公式的な沈滞に入ったと専門家たちは口を揃える。

一方、中国はGDP成長率がプラスに戻っている。

去る16日に中国の国家統計局は、同期間の中国のGDPは前年対比で3.2%成長したと発表した。これは専門家たちが予想していた2.5%を上回ったことになることはもちろん、マイナス成長率を克服したことにもなる。前四半期の中国のGDP成長率はマイナス6.8%を記録した。

中国の第2四半期の成長率は、米国のように前四半期対比で換算すると、11.5%の成長率となる。

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