韓国の江華島から見える北朝鮮の風景(提供:news1)
韓国の江華島から見える北朝鮮の風景(提供:news1)
韓国に脱北してきた男性が、江華島の排水路を通じて“再越北(再び北に戻った)”した時、韓国軍の監視装置にその姿が捉えられていたが、軍当局はこれを識別できなかったなど、問題があったことが確認された。

今日(31日)韓国合同参謀本部は、「江華島“越北”事件」に対する戦備態勢検閲室による調査の結果、この脱北者が排水路を通じてハンガン(漢江)に入水し、北朝鮮側に接岸するまでの間、監視装置に7回捉えられていたと伝えた。

合同参謀本部によると、この脱北者は18日午前2時46分から午前4時ごろに、潮流を利用して北朝鮮地域に移動、接岸して岸に上がったものと推定されている。

この時までこの脱北者と思われる映像が監視カメラに5回、熱相監視装備(TOD)に2回それぞれ捉えられたが、当時の監視兵はこれを識別できなかった。

またTODの映像は、北朝鮮の報道により脱北者の“越北”が知られる前である23日以前の保存容量の問題で、全てが削除されていたことがわかった。その後 国防部(防衛省に相当)と民間企業が削除ファイルを復旧されたが、“越北”の状況が含まれた部分はなかったと合同参謀本部は説明した。

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