会見を行う金鉉宗・国家安保室第2次長=28日、ソウル(??聯合ニュース)
会見を行う金鉉宗・国家安保室第2次長=28日、ソウル(??聯合ニュース)
【ソウル聯合ニュース】韓国青瓦台(大統領府)の金鉉宗(キム・ヒョンジョン)国家安保室第2次長は28日、韓国が保有する弾道ミサイルの射程距離が韓米ミサイル指針によって800キロに制限されていることに関連し、「安保上必要であれば、この制限を解除する問題を米国側といつでも協議することができる」と述べた。

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 ロケットに対する固体燃料の使用制限解除を柱とする韓米ミサイル指針の改定について発表したこの日の会見で、弾道ミサイルの射程距離の制限解除についての議論はなかったのかとの質問に対して答えた。

 金氏は「800キロの射程距離制限はひとまず維持される。今回はロケット固定燃料の使用制限解除がより急がれると判断した」と説明した。

 その上で「800キロの射程距離制限を解除する問題は結局、遠からず、時が来れば解決されるだろう」との考えを示した。

 また、韓国が開発中の射程距離800キロ、弾頭重量2トンと推定される新型弾道ミサイル「玄武4」に言及し、「これを見れば現在はなぜ800キロの射程距離で十分なのか分かるだろう」と述べた。韓国軍の射程800キロの弾道ミサイルに重い弾頭を搭載すれば、韓国南部からも北朝鮮全域を攻撃できるとされる。

 金氏は今回の指針改定が在韓米軍の駐留経費負担に関する特別協定(SMA)と連動しているのかとの質問には「SMAについてはまだ交渉中のため、申し上げることはない」としながらも、米国に対価を与えたことはないとして両者に関連がないことを強調した。

 韓国と日本の軍事情報包括保護協定(GSOMIA)問題の解決策については「引き続き検討しており、政府がしっかり決定する」と述べるにとどめた。 


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