韓国外務省は、民間の植物園が「安倍首相“謝罪”像」を設置したことについて、外国の指導者たちへの礼遇を考慮する必要があると伝えた(提供:news1)
韓国外務省は、民間の植物園が「安倍首相“謝罪”像」を設置したことについて、外国の指導者たちへの礼遇を考慮する必要があると伝えた(提供:news1)
韓国外交部(外務省に相当)は、韓国の民間の植物園がいわゆる「安倍首相“謝罪”像」を設置したことについて、外国の指導者たちへの礼遇を考慮する必要があるという立場を明らかにした。

韓国のメディアは、カンウォンド(江原道)ピョンチャン(平昌)にある韓国自生植物園に、安倍首相を象徴する人物が元慰安婦の少女像の前でひざまづき贖罪している像が設置され、今年の8月に除幕式が開かれると報道していた。


韓国外交部の報道官は今日(28日)の定例会見で“安倍首相謝罪像”に関する問題について「国際社会で国際礼譲というものがある」とし「どの国でも、外国の指導者に対して国際礼遇を考慮することが必要だと考えている」と語った。

国際礼譲は、国家の代表者に対する敬称など、国家間に一般的に行なわれる礼儀や好意を意味する。

外交部もやはり「政府と無関係の民間レベルでの行事に対して、具体的な言及は控える」としながらも「政府としては、外国の指導者たちに対する国際礼譲の側面をともに考慮する必要があるとみている」と伝えた。

しかし一方で、民間が私有地に設置した造形物に対してまで、政府が“国際礼譲”をもって問題提起できるのかという指摘も出ている。

菅義偉官房長官はこの日の定例会見で、これらの関連報道について「事実について確認していない」としながらも「もし報道が事実なら、日韓関係に決定的な影響を与え得る」と語った。

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