韓国の兪明希 通商交渉本部長はWTO次期事務局長選挙に出馬し、7人の候補者と競い合っている(提供:wowkorea.jp)
韓国の兪明希 通商交渉本部長はWTO次期事務局長選挙に出馬し、7人の候補者と競い合っている(提供:wowkorea.jp)
韓国のソン・ユンモ産業通商資源相は21日「ユ・ミョンヒ(兪明希)通商交渉本部長が世界貿易機構(WTO)の初の女性事務局長になれば、多者通商体制の復元・強化に大きく貢献するだろう」と伝えた。

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ソン産業通商資源相はこの日 ソウルで開かれた通商産業フォーラム“に参席した経済団体、企業家、通商専門家たちに「ユ本部長は国内最高の通商専門家のひとりとして、K防疫、K通商とともに韓国の国格を高める人物だ」とし「ユ本部長がWTO事務局長として選出されるよう、ここにいらっしゃる皆様の支持と声援をお願いする」ともとめた。

ユ本部長はWTO次期事務局長選挙に出馬し、7人の候補者と競い合っている。去る16日から17日にWTO一般理事会で定見を発表し、その次の日から2か月間 選挙運動キャンペーンに突入した状態である。

ユ本部長はジュネーブのWTO本部での定見発表で「今は沈黙している舟(WTO)の運命がかかっている非常時だ。自由開放貿易と多者主義貿易体制の存続のために、兪明希を選んでほしい」と訴えた。

選挙運動が大詰めになるほど、韓国政府次元での支援は強化される見通しである。国際外交通商分野での幅広い人脈を誇るキム・ヒョンジョン青瓦台(韓国大統領府)国家安保室第2次長が水面下での支援に乗り出し、ムン・ジェイン(文在寅)大統領も加盟国の首脳たちにユ本部長への支持を取り付けるものとみられる。

このフォーラムには、韓国貿易協会会長、中堅企業連合会会長、大韓商工会議所の副会長、中小企業中央会の副会長など、韓国経済団体の代表たちと、サムスン電子、現代・起亜自動車、SKイノベーションなど、韓国の経済・通商の専門家たちも参席した。

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