鄭升一次官(産業通商資源部提供)=(聯合ニュース)≪転載・転用禁止≫
鄭升一次官(産業通商資源部提供)=(聯合ニュース)≪転載・転用禁止≫
【ソウル聯合ニュース】韓国産業通商資源部は17日、新型コロナウイルス感染拡大による危機を克服し、コロナ後の時代の世界経済をリードするための国家発展戦略「韓国版ニューディール」の総合計画の実行に向けた司令塔として「産業・エネルギー韓国版ニューディール推進団」を発足させたと発表した。

 同推進団はこの日、鄭升一(チョン・スンイル)産業通商資源部次官の主宰で初会合を開き、韓国版ニューディール総合計画のうち産業・エネルギー分野の推進の仕組みづくりなどを話し合った。

 政府は14日、韓国版ニューディールの総合計画を発表し、デジタルニューディール、グリーンニューディール、雇用・社会安全網(セーフティーネット)強化に国、地方自治体の負担と民間投資も合わせて2025年までに総額160兆ウォン(約14兆2500億円)を投じると明らかにした。

 推進団は韓国版ニューディールの10の代表課題のうち、グリーンエネルギー、スマート・グリーン産業団地、エコ・モビリティー(移動手段)というグリーンニューディールの3課題を滞りなく進めるため、課題ごとの専門チームを設置した。

 また、デジタルニューディールに関しては、製造業のデジタル転換を加速させるため「産業知能化推進チーム」を設置した。

 推進団には産業通商資源部のほか、韓国産業団地公団、韓国エネルギー公団、韓国自動車研究院、韓国産業技術振興院などの関係機関も加わる。

 鄭氏は「産業構造の革新と産業生態系(エコシステム)の競争力強化に向け、韓国版ニューディールを通じた産業生態系のデジタル転換とグリーン転換を強力に推進していく」と意欲を示した。


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