韓国首相、「故女子トライアスロン選手の事件に国民憤り…悪習を断ち切るべし」(提供:news1)
韓国首相、「故女子トライアスロン選手の事件に国民憤り…悪習を断ち切るべし」(提供:news1)
韓国のチョン・セギュン(丁世均)首相が16日、故チェ・スクヒョン選手の事件と関連し「国民が最も憤っている部分はチェ・スクヒョン選手の申告にもかかわらず、4か月間どの機関でも責任ある救済措置がなかったという事実」とし、「今回が最後という覚悟の下、必ず悪習の輪を断ち切るよう、制度的補完とスポーツ界全般を改革しなければならない」と明らかにした。

 丁首相は同日午前、政府ソウル庁舎で第110回国政懸案点検調整会議を開き、「きょうの議論を経て、総合的な再発防止対策を設け、懸案調整会議に再び上程して国民に報告する」と述べた。

 慶州市庁所属のトライアスロン選手だった故人は2016年2月から慶州市庁のキム・ギュボン監督、チームドクターと呼ばれたアン・ジュヒョン氏、そして先輩2人からの暴行や暴言に苦しんでいたが、去る6月26日に自ら命を絶った。

 チェ選手はトライアスロン協会、大韓体育会クリーンスポーツセンター(スポーツ人権センター)に陳情書を提出し、警察にも申告したが、きちんとした助けを得られなかったことがわかった。

 丁首相は「昨年1月に発表したスポーツ界不正根絶対策と政府・スポーツ界の革新努力にもかかわらず、成績至上主義文化と閉鎖性によるスポーツ界の悪習が現場で絶えず繰り返されている」とし、「今回は悪習の輪を断ち切る」と強調した。



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