韓国ユニクロは、昨年末に186店であった店舗を174店に減らした(提供:news1)
韓国ユニクロは、昨年末に186店であった店舗を174店に減らした(提供:news1)
去る5日に訪れたユニクロ カンナム(江南)店の売り場。2階の規模の売り場には3人ほどのお客だけがいた。職員の数も顕著に減っていた。ここはユニクロが韓国で運営しているソウル圏唯一の大型店舗である。不買運動から1年が過ぎ、今のユニクロの現住所をみせている風景である。

今日(8日)韓国の業界によると、ユニクロは地下1階から地上2階規模の江南店を今月初めから縮小して運営することにした。

ユニクロ江南店は、ソウルの約50店舗のうち唯一の大型店であり核心的な売り場である。流動人口の多い江南駅に隣接していて“アンテナショップ”の役割をしている。このような売り場が縮小されるというのは、それほどユニクロの状況が切迫しているという証拠である。

昨年から始まった“NOジャパン”運動につづき、新型コロナウイルス感染症の影響まで重なり、来店客が顕著に減っている中、結局該当店舗の賃貸料の負担が大きくならざるを得ない状況で“撤収”のかわりに“縮小”を選んだものとみられる。

ユニクロはまた江南店の縮小だけでなく、先月30日にアニャン(安養)店の営業を終了し、昨年末に186店であった店舗を174店に減らした。

このように韓国のSPAブランド1位の座を守ってきたユニクロが苦戦している中、韓国のSPA業界の地形図が完全に変わり、他のブランドがコロナ禍の中でも昨年を越える売り上げを出している。

業界関係者は「国内SPAブランド1位のユニクロは不買運動の影響で売り上げが急減し、この1年で状況が一変した。ユニクロにかわるブランドを探していた消費者たちが韓国のブランドに目を向け始めたことで、その売り上げが上がっている」と語った。

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