ビーガン氏(資料写真)=(聯合ニュース)
ビーガン氏(資料写真)=(聯合ニュース)
【ソウル聯合ニュース】訪韓中のビーガン米国務副長官(北朝鮮担当特別代表)は8日、韓国政府の高官らと相次いで会談し、両国の懸案や朝鮮半島情勢について協議する。 ビーガン氏は同日午前、外交部を訪問し康京和(カン・ギョンファ)長官を表敬する。その後、趙世暎(チョ・セヨン)第1次官と8回目の韓米戦略対話を行う。在韓米軍駐留経費の韓国側負担を決める交渉や、先進7カ国首脳会議(G7サミット)を拡大して韓国などを参加させる構想、「経済繁栄ネットワーク」構想などについて意見交換するとみられる。 続いて、李度勲(イ・ドフン)朝鮮半島平和交渉本部長と会談し、朝鮮半島の完全な非核化と恒久的平和定着に向けた実質的進展のための協力について議論を行う。会談後に予定されている会見では、北朝鮮の非核化を巡る交渉で米国は柔軟な態度を取ることができると強調する一方、北朝鮮の挑発自制と対話復帰を促すメッセージを発するとみられる。 ビーガン氏が、南北軍事境界線がある板門店を訪れ、北朝鮮側と接触する可能性があるとの見方も出ているが、北朝鮮高官が相次いで談話を発表して「米国と向き合う考えはない」などと主張しているため、実現の可能性は低い。 ビーガン氏は、8日午後は公式日程はないが、韓国政府関係者らと面会する可能性がある。 9日は青瓦台(大統領府)を訪れ、国家安保室長に任命された徐薫(ソ・フン)氏と会談する見通しだ。文在寅(ムン・ジェイン)大統領と面会する可能性もある。 ビーガン氏は同日に日本に向け出発する。
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